2010年12月20日(月) 夜9時過ぎに撮影仲間のO氏から、“6番スポットでJA703Aのエンジン修理をやってるよ”と連絡をもらった。O氏をピックアップして貨物ターミナルの入口前まで行ってみると、777(トリプルセブン)の大きな機体が上向きの照明で浮かびあがっていた。


事の経緯はわからりませんが、777の周りにはクレーン車、照明機材、外されたエンジンカウル、
大小の足場、機体メンテナンスセンターの名入りのコンテナなどが多数散在し、約10名程の整備士の方々が寒い中、声を掛け合って根気強く作業をしておられた。
もしかすると、レスキューチームとして羽田から部品と共に飛んできて来られたのかもしれません。


撮影仲間のブログによると、この機体は翌21日、雨という天候もいとわずにエンジンを交換し、22日エンジンのランナップの後に飛び立っていったそうです。
撮影していて気付いたのですが、女性の整備士の存在です。男性整備士の方々と声を掛け合いながら手順を踏んでいくのですが、聞こえてくる声のその良く通ること。自信を持って作業に臨んでいる証だと思います。
女性整備士といえば、2003年のドラマ「GOODLUCK!!」の終了後女性整備士の志願者が急増したというニュースがありましたし、最近では航空整備士の国家資格の最難関とされる一等航空整備士にANAの2人が女性で初合格したというニュースもありました。
もちろん男性整備士の方々も懸命に作業をしておられましたよ。
こんなトラブルが無ければなかなか目にすることができない光景ですが、どんなにハイテクが進んでも、やっぱり最後は人間の手で「安全」をつくりあげていくんだなぁ。やっぱり大事なのは人材なんだと思いました。
優秀な人材が集まるから優秀な企業なのか、人材を大事に育てるから優秀な企業なのか?
いずれにせよ、乗る人に、飛ばす人に、支える人みんなにGOODLUCK!!